みつばちとはちみつ


支度を済ませ、公園に急ぐ。
また あの公園だな…なんか おかしくなって、 笑ってしまう…


「あ!」


今日は 先にくうが 待ってる。
姿が 見えるだけで こんなにうれしい
なんて…俺に気づき、手を振ってる
…かわいいな。


「ヒロ〜、おはよう!」


くうが 先に ガバッと 抱きついてきた。
俺は また くうの頭に おでこをつけて
ぐりぐりしながら おはようをした。


…昨日より 人少ないし、いいよな。


軽く キスする。びっくりした くうは
真っ赤になって 周りを キョロキョロ
見てる。


「大丈夫だよ。一瞬だし、誰も見てない
って。気にするな。」

「気にするって!もう!」

「だって、昨日から ガマンしてたから
・・」

「・・もっと したい?」

「えっ! いいの?!」

「だめ〜! 行こ!」


くそ〜! 期待させて!こいつ…
俺、すでに 振り回されてる…

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