みつばちとはちみつ
×× くう ××


「で、ニナは 何だったんだ?」


ヒロが 大きい口で マフィンに かぶり付きながら 聞いてきた。
…どこまで 言って いいのかな?


「言っとくけど、それなりの理由じゃ
ないと、納得しないからな。・・・
おかげで どんだけ さみしい思いしたか
・・・」


そ、そうだよね…う〜ん…


「え〜と、簡単に言うと マサ兄が
口下手すぎて ニナが 不安になってた と
いうか つきあう事が 実感できてなかった と いうか・・・これじゃだめ?」

「・・兄貴、来たじゃん。ちゃんと」

「だから、その後 どうなったか 私は
心配だったの。もし、すぐにニナから
連絡あったりしたら・・そんな時に
ヒロといたら ニナ 気 使う・・」

「要するに、兄貴が信用されてなかった
んだな?」

「ん・・それで ケンカしてた・・」

「なるほどな〜・・」

「・・納得、できた?」

「理由は わかったけど、納得は
したくない!」


え〜!……

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