みつばちとはちみつ


知らなかった…ヒロも ドキドキしてくれてたんだ…


「ヒロ、今日 いっぱい押さえてた。いっぱい ドキドキしたの?私に?本当に?
ねぇってば。教えてよ。」


「お前・・急に 強気になったな・・」


だって、知りたい。ヒロの考えてる事
もっと。何年も 一緒にいても 彼女と
して、どう想われてるかは これから初めてわかる事だから。


「ねぇって、ヒロも ドキドキするの?
・・なんで、ずっと 黙ったままだったの? やっぱり 怒ってた? ねぇって。
なんで また黙るの?いやだよ!」


いっぱい 知りたい事が あるのに、
ヒロは 顔を横に向けて 黙ったまま…


「・・ねぇ!」


たまらず ヒロの膝の上から 体を伸ばし
顔を のぞき見た。


「ヒロ・・何 にやけてるのよ・・人が
聞いてるの 無視して・・もう!」


見た顔は さっきまでの難しい表情とは
明らかに違って、笑みがこぼれてた。


ヒロが キスして 抱きしめてくれる…


さっきまでの気持ちとは違って すごい安心する…


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