みつばちとはちみつ
「主将・・くうのファンって、アイドルみたいに見てるだけでもいい人ばっかり
ですか? さすがに これだけ人気だと、
心配なんですけど・・」
くうに何かされたりしたら…と思うと、心配でたまらない。
「う〜ん・・大抵 そうだと思うぞ。
見てるだけで癒されるって。でも、気を
つけた方がいいかもな。バカな事 考える
やつもいるかも しれないし。もし、何か
わかったら すぐ教えてやる。
俺ら ファンは 梶さんが 幸せなのを 望んでるからな。」
「主将・・ありがとうございます!」
いい人じゃないか…感動した!
「あ、でも どっちかと言えば 男よりは
女の方 気をつけた方がいいんじゃないのか?あいつらは 怖いだろ。」
「え? 何の話ですか?」
男より女?…なんで?
「・・お前、もしかして 知らないのか?
お前のファンも めちゃいるって。しかも
ファンクラブまで あるらしいぞ。」
「なんすか?それ!」
「集団って 怖いよな。女達は お前に
何かはしなくても、梶さんには 何かする
かもしれない 生き物だろ?」