みつばちとはちみつ
×× エミ ××


「・・エミ。あれ、くうちゃんだよね・・一緒にいるの、誰?」

「え? どこ・・・!!」


帰ろうとした時に リュウが本を 返却し忘れてた事を思い出し、図書室に向かう途中だった。

くう!…その子らって…
嫌な予感がする。大変だ!


「リュウ!すぐに ヒロ君 呼んできて!
私 後つけて 場所 メールするから!
早く!!」


私の緊迫した様子に リュウは何も言わず
に 走り出した。


くう!…もうバカなんだから!
何 大人しく ついて行ってるのよ!

あの子の事だから、どうしたら 少しで 傷つけずに済ませられるか、考えてる…

だから 付け込まれるのに!
そんなやつらの事まで、考えなくて
いいのに!……も〜、大バカ!


あ! 格技場。ラッキー!


「ニナ、ニナ!」

「エミ、どうしたの?」

「くうが 女子達に連れて行かれた!
あの子 バカだから ついて行ってる!」

「!! もう!バカくう!私も行く!」


…ニナと一緒に くうの後を追った。

? なんか ぞろぞろと…ま、いっか。


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