みつばちとはちみつ


「ヒロが こんなちっこい頃から好きなんや!・・あんな カッコ良くなるなんて、思うてへんかったのに・・

カッコ良くならんくっても 私はヒロが好きなんや!

だいたい、あんたら人にごちゃごちゃ言う前に なんかしたんか!」


くうの 突然の関西弁に みんなが怖気
ついてる。お構いなしに 続ける くう。


「おい!あんた!体育祭の後 泣いとった
けど、泣くだけか!人に文句言うんと
泣く事しか 出来ひんのか!アホか!

泣くなら 散ってから泣け!そこの先輩!
ヒロの写メばっか撮って、それ家で 眺めとるんやろうけど、眺めるだけか!

人に文句言うんさえ、集団でしか出来ひんあんたらに 負ける気 しいひんわ!

私が 別れたら あんたら お手手つないで
みんなで ヒロと つきあうんか?アホか
っちゅうねん!

かかってくるなら 1人ずつ来んかい!いつでも相手したるわ!

あんたらに 何 言われようと 私はヒロと
絶対 別れへんけどな! ええ加減にせえっちゅうねん!」

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