みつばちとはちみつ


くうは一気に 喋って、息切れしたみたいではぁはぁ 言ってる…


俺とニナは…顔を見合わせて…

大声で 笑った!


「出た〜!久々のくうの関西弁!」

「めちゃ 久しぶり〜!ぎゃはははは〜」


みんなが 呆気にとられてる中、
笑い転げていた。


「ヒロ!ニナ!・・なんか 他のみなさん
も?なんで・・?」


大声で笑いすぎて さすがに くうや 囲ん
でた女子達が 俺達に気がついた。


俺を先頭に、今度は駆けつけたみんなが
女子達を囲んだ。

自分達の悪事をこんなに多くの人が見てたのに 気づいたのか、気まずそうに俯いてる女子達。


「なんでヒロが? ってか、みんなが?」


さっきまでの関西弁が 引っ込んで、冷静になった くうが 不思議そうに聞いた。


「エミちゃんと リュウが見てたんだ。
お前が 連れて行かれるの。で、みんな
心配して・・な。」

「みんな・・こんなに いっぱい?」


「そう。で、あんた達、まだ 何か言いたい事ある?あるなら 俺が聞く。こいつには 今後 近づかないで。特に あんたとあんた。くうを男に・・なんだって?
そんな事してみろ。許さないからな!」

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