みつばちとはちみつ
「入るわよ〜!」の声に 焦って離れる!
「あら、くうちゃん 顔 真っ赤!また熱
上がっちゃった?! 大変!」
「だ、大丈夫・・ママちゃん!大丈夫!
心配しないで・・」
その くうの焦りで 感づいた様子で 俺の
方を ジロッと睨み…目を合わせられない俺の頭を 叩いた…
「くうちゃん、食べれるだけでいいから
食べて、ゆっくり寝なさい。お母さんには 電話したから。明日は 一応 学校休みなさいね。・・ヒロは マサの部屋で寝なさいよ!わかったわね!」
…ばれたよな。逆らうのは怖い。
「はい。食器 片付けたら 兄貴の部屋に
行きます。はい・・」
素直に 従う事にした…
「ママちゃん、ごめんね・・迷惑かけて
・・ありがとう。いただきます。」
「はい、どうぞ。じゃ、母さん お風呂
入って 寝るわね。何かあれば 夜中でも
起こすのよ。ケモノが出たとかね。」
「!!・・はい・・」
「ちょっ!ケモノって、母さん!」
変な捨てゼリフを 残して さっさと母さんは 出て行ってしまった……