みつばちとはちみつ
「ちょっと・・待って、ヒロ!」
「やだ!」
くうの制止に 耳を貸さず、無理矢理のように キスする。
「ヒロ・・どうしたの?・・」
「・・・・」
「・・ヒロ・・ん・・ヒロ?・・」
「・・お前も・・思い出せ・・」
「・・何を・・」
「・・キス・・」
ぐっと 腕に力を入れて くうが 離れてしまった…じっと 俺の顔を見て 不思議そうな顔して言った
「思い出してるよ?いつも・・」
「え? だって、さっきぐっすりって・・」
「昨日は・・念の為 薬飲んでたから・・
試合、絶対 行きたかったし・・え?もしかして、昨日のキス 思い出して・・眠れなかったの?」
薬…それで…いつもは 思い出すんだ
「ちょっと、待って。ヒロは 昨日くらいのキスじゃないと、思い出してくれないって事?それは・・悲しいんだけど、」
うっ…墓穴掘った