みつばちとはちみつ


「エミ、こんなのするほど 背中 ムダ毛
ないよ〜。気にしすぎじゃない?」

「でも、気になるもん!」

「あ、いいのあるよ!この前 通販の本に
載ってたはず・・これ!」


3人でわいわい楽しく女子会。ニナとエミも今日ですっかり距離がなくなった。


ヒロといる時間も 好きだけど、友達
と過ごす時間も 特別だな…


あっ!ヒロ!時計を見ると…やばっ!

待ってるかな…拗ねてるかも…
エミ、まだ時間かかるよね。電話だけ
しておこ…


「ちょっと、電話してくるね」


と言って部屋を出てヒロに電話をかける
……


ーーーーー
「もしもし、くう?」


低いヒロの声…電話だと いつもより低く…ゾクゾクってする

声だけで 今すぐ 胸に飛び込んでいきたい衝動に 駆られる…


「もしもし?もしも〜し!」


あっ! 聞き惚れてた!


「もしもし、ヒロ。どう?買い物 終わった?私・・もう少しかかりそう・・ごめんね・・」

「あ〜・・いいよ。俺も 実は もう少しかかりそうだから。終わったら 俺から
電話する。いい?」

「ん、わかった。じゃ、後でね。」


そう言って 電話を切る。女子会も大事だけど ヒロにも早く会いたい!


難しいんだな…友情と恋愛のバランスって…

< 235 / 268 >

この作品をシェア

pagetop