みつばちとはちみつ


一気に 血が全身を駆け巡る。

雰囲気がとか…関係ない。

今すぐ キスしたい。
強引に抱き寄せて キスする。


「ん…ヒロ、…待って…」

「もう…無理。このカッコ…かわいすぎ待てない…部屋…いい?」

「………ん、」


くうを抱き上げて 階段を登る。俺の首に
しっかりと腕を回してるから すぐ横にある くうの唇にキスする度に止まり、早く部屋に入りたいのに 中々辿りつかない



やっと 部屋に入っても 離したくなくて
抱えたまま 俺が ベッドに座って くうを膝の上に 座らせる。

「この座り方、いいな。」

くうの小ささで 顔がキスするのに 丁度いい所にくる…

「…顔近すぎ…ぎゅ…できな…い」

「……後でな。顔、見せて。こっち見て
・・・そら。」


急に 本当の名前を言われて びっくりして こっちを見る。


「ヒロに 『そら』って呼ばれたの・・初めてだ・・って言うか 何年かぶりかも? 『そら』って呼ばれるの。自分でも 私は 『くう』と 思いそうなくらい・・

へへっ・・なんか、うれしい・・・
ぎゅ〜・・できないじゃん・・」

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