みつばちとはちみつ


「・・! マサ兄!」


校門を出ると、マサ兄が いた。


「お前ら、お疲れ!よかったぞ!
・・くう、倒れたって?もう大丈夫か?
クルマで 待ってたから、乗れ。」

「倒れたって、大げさだよ。ただの
寝不足。もう大丈夫だよ!でも、
クルマ、ラッキー!ニナ、乗ろう!」

「え? 私は・・・」

「お前もだよ。ほら、乗れ。」


マサ兄に背中を押され クルマに乗り込む…


「母さんが 3人連れて来いって。
ニナの分も 夕飯 用意しとくからって。
久しぶりだよな!ニナが ウチ来るの!」

「うん・・」

「あ、用事、あったか?」

「ううん、大丈夫・・」


顔、見れないのに…! くう!助けて!
会話が続かない!


後部座席を 見ると… 一瞬で2人とも
寝てる!…


そうだ、この2人…
寝つきの良さは のび太 だった…


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