みつばちとはちみつ
下駄箱でヒロ君、双子とエミが待ってた。3人で ヒロ君を囲んで大笑いしてる。
「も〜、やってくれるよな〜!
さすが ヒロ!安心しろ!こんな バカな
彼氏がいるって わかったんだ。
おいそれと くうちゃんに 近づくヤツは
いない!」
「うるさいな!もう!反省してるよ!
・・あ!くう!!」
「お待たせ。」
くうを 見た途端の あの笑顔!
どんだけ 愛されてるの、くう。
周りには…近づけずに 見てるだけの
女子が ちらほら。
…泣いてる子も いるな。いきなりの失恋だもんね…
告う事さえできないまま…
…私と同じだ
エミが 口を開いた。
「改めて! 3人ともお疲れ様!最優秀賞おめでとう〜!
すっごい、かっこよかったよ!みんな!
そして、くう・ヒロ君 おめでとう!」
照れる2人をからかいながら校門を出た。