みつばちとはちみつ


「・・・マサ兄は、いいの?くう、ヒロ
君に 取られて・・」

「んん? ん〜、ぶっちゃけたら、さみしいな!くうは 大事な大事な妹みたいなもんだし。妹に彼氏ができるのは、お兄ちゃんとして複雑だ!さみしい!」

「・・・妹?そうなの?」

「? そうだぞ、くうは 妹だな。」


…そうだったんだ!私、勘違いしてたかも…


「ニナもだぞ。妹・・だ。くう ほどじゃないけど・・今日もすごい人気だったけど、くれぐれも変な男に 引っかかるなよ
!」


…私も?私も大事なんだ…妹はいやだけど…へへ、うれしい!


「じゃあ、私が 変なのにつきまとわれたりしたら・・マサ兄、助けてくれる?」

「当たり前だ!あ、来年から俺、空手部
のコーチに 行く事になったから。
ま、大学も まだあるから そんなにしょっちゅうは 無理だけど・・覚悟しとけよ。鍛えたる!」


うそ!マサ兄がコーチ? うれしい!
学校で 会えるんだ!


幼なじみでも 私は くうみたいに マサ兄の家に あまり行かないから たまに会えるだけで うれしいのに!

学校で会えるなんて!


「到着〜!」
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