みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


「おい!ヒロ、くう!起きろ。着いたぞ!降りろ!!」


ん〜? あ、家…着いたのか。

くう 起きないな…かわいいなぁ〜…
キスしたい〜…


ゴンッ! …痛っ! なんだっ?!


「いつまで 寝ぼけてる!こんなとこで
何しようとしてんだ!このバカ!
・・俺、許すの早まったか??」


兄貴にゲンコツされた痛みで 完全に
目が 覚めた。

ニナが くすくす笑ってる。


「あ、ごめん。起きた。早まってない!大丈夫!くう、起きろ」

「んん〜・・」


これは 起きないな…爆睡してる。
抱いて 連れてこか。


「兄貴、抱えてく。ドア 開けて。」


くうを抱え、みんなで 家に入る。
母さんが うれしそうに 出迎えた。


「みんな、お疲れ様。ニナちゃん
久しぶりね〜!来てくれて嬉しい!
くうちゃん、どうしたの?
・・起きないのね?もう、この子は!
ベッド、連れてってあげなさい。ヒロ」


寝たら 中々 起きないのは さすがに 俺ら家族はよく 知ってる…
ずっと 一緒にいるんだからな。


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