恋色電車



その数秒後に、電車は止まった。





さっきみたく彼の温もりが離れる。




もう少し一緒にいたかったなぁ。




そんな気持ちが心に渦まいた。




「もう少し一緒にいてぇな」




神谷さんがそう呟く。





同じこと考えてた・・・。




「うふふ」




そう思ったら、笑みがこぼれた。




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