犬系な彼の飼い主はじめました!?
もしかして、
「真言くん」
気づいた時には、顔が真っ赤で。
「真言」
呼び捨てにするとこっちを向く。
私をぐいっと引っ張るとつられて体勢が低くなる
早馬くんは私の背中にぎゅうっと腕を回した。
「憂樹」
真言くんの方に向けると、パッと目が合って。
真言くんは笑ってこっちに顔が近付く。
え…
どんどん心臓がドキドキして。
目をつぶった―――――
瞬間、おでこがぶつかった。