犬系な彼の飼い主はじめました!?



真言くんは髪をくしゃっとさせる。


「俺、めっちゃかっこ悪い」


「え?」


突然壁に頭をぶつけた。


「…柵瀬と二人でいんの、本当やだ」


「真言くん?」


「………俺もう、憂樹離すとかする訳ないから」



真言くんは、少しため息をついた。



そしてずるずると座り込んでしまう。



「ごめん

自分でも理解できてないわ。」





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