苺恋
ご飯を食べてるあいだも、もちろんご飯なんて喉にも通らず、ずっと陸を見てた。

そして、握手会の時がきた。

抽選で並ぶ順番を決めるらしい。

「真菜 いつだった?」

「真ん中かな、苺は?」

「、、、いご」

「えっなに?聞こえない」

「一番、最後」

「うそ?うわーラッキーじゃん」

「緊張でまてないよー」

「とりあえずさ、後悔しないように、最初で最後かもだし、なら終わったら下で待ち合わせね」

「おっけい!」

はーどうしよどうしよ。

ふぅーはぁー。

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