恋愛強制学園
けれど……そんな今まででは考えられないような二人が、いた。
「ねぇ。まだ帰っちゃだめ?」
「ダメなんじゃね?」
そう、クラス中の視線を一身に受けるのはこの二人組だ。
机に肘をついてだるそうにしている女と、そんな女の背中に腕を乗せて体重をかけている男。
「重い、死んで」
「いやどけろ、じゃなくて死ねかよ。こえー」
顔いっぱいに嫌悪感を浮かべている女は、体育館で周りの生徒の視線を思いっきり集めていた極上の美人。
そしてゲラゲラと笑っている男は、男に耐性のあるはずのクラスの女が思わず見とれて頬を染めてしまうほどの極上の男。