紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
カタカタカタカタカタカタ
『………んっ。』
長い間寝てた気がする。
篤「あ、起きたか?」
あっくんは動かしていた手をとめてこっちに来た。
『……今何時?』
篤「えーっとな、15時29分。」
じゃあほとんどの生徒が帰ってるか。
『今日はもう帰るわ。あっくんありがと。』
篤「帰るんか…。またこいよ!」
背中であっくんの声を聞きひらひらと手を振る。
ずっと暖かいとこに居たせいか、廊下はよけいに冷えて感じた。