紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
階段を降りて、靴箱へと歩いているとき……
ドンッギュッ
誰かに抱きしめられた。
すかさずヘッドフォンを外し振り返る。
凛「紅ちゃんみーっけ!」
あたしを抱きしめてる正体はすごく笑顔の凛。
『凛…!びっくりした…。』
「誰ですか…?」
凛の後ろには蒼を含む蒼龍の奴らが居た。
「あっれぇ?転入生じゃん!!」
いかにも女の子大好き!そうなやつがあたしの髪をいじりだした。
「可愛いね〜転入生ちゃん。」
その時確信した。
うん、きっとこいつはバカだ。