【貴方と本当のキスがしたい。】(*ラブコスメ参加作品)
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数時間後
藍原専務と食事をした私は
彼のマンションへ
初めて足を踏み入れた。
2人でワインを飲みながら
彼は『結婚していない』の
一部始終を簡潔に話してくれた。
***
昔の藍原専務は結婚には興味がなく
彼女をつくるのも面倒に感じていた。
そんな彼が29歳の時
痺れをきらした社長…彼の父親が
無理矢理お見合いをさせた。
相手は、取引先P社の社長令嬢で
4歳年下の
加納菜穂実(かのう なほみ)さん。
双方の社長…父親同士が
強制的に話を進め
2人は結納、婚約させられた。
彼は結婚が面倒だったけど
断る理由も特になく
勝手に近づいて纏わりつく女性達を
追い払いたかった事もあり
このまま菜穂実さんと
結婚してもいいと思っていた。
しかし
キスもカラダも拒む彼女に
疑問を感じた彼は
ある日彼女を問いただした。
彼女は泣いて謝りながら
本当の事を彼に話して聞かせた。