お姉ちゃんの憂鬱
周りを見渡せばみんながみんな目を閉じていた。
昨日の夜そんなに夜更かししたんだろうか。
あたしの部屋は、あたしが早々に寝てしまったので二人が何時まで起きていたか知らないが、二人のことだ。
この感じだと結構遅くまで話し込んでいたのかもしれない。
「直くん、今朝はちゃんと起きたの?」
朝ごはんの時間にちゃんと来てはいたが、寝癖が縦横無尽に跳ねまくっていて朝から思いっきり笑った。
本当に直くんは予想の斜め上をいってくれるから面白い。
「こいつ全然起きねーの。目覚ましなっても起きねーし、オレが声かけても起きねーから、蹴り起こした」
「メグに蹴られるとか痛い目覚めだったんだね…」
「ベットから転がるように蹴っただけだから痛くはなかったはず。…落ちた時の衝撃は知らん」
「ふは 明日からまた大変だね」
「というかこいつがいつもどうやって起きてんのかを知りたいわ」
確かに、いつも学校に来るときはちゃんと遅刻せずに席に座っている。眠そうにはしているが。
「今日はそれ聞いて、明日の朝実践してみれば?」
「そうだな…こいつ、起きてからもめっちゃ動きトロくてすっげー見てて不安になったわ」
「あたしは常に見てて不安だよ」
「…それもそうか」
そんなあたしたちの会話を聞いた胡散臭メガネが一番前の席で吹き出していたのをあたしたちは知らない。