Love their
「…レイに聞いて欲しいことがあるんだ」
最後のデザートが運ばれてきてから彼が呟いた。
「ん…。何?」
デザートのフォークに手をつけようとして止めた。
改まって何だろう…?
「いいよ。食べながら聞いて…」
「うん」
彼は軽く微笑みながら言った。
「僕はね…医者になって2度大きなミスをしたんだ…」
微笑みから真面目な面持ちに変わる彼。
その重さに思わず甘いアイスを口にしたレイの表情も固くなる。
「一つはね…熱があった患者を安易に帰してしまって…隠れていた病気を見逃したことがあるんだ…」
伏し目がちに話す彼の顔を見つめながらゴクリとまだ甘ったるい生唾を飲んだ。
「もちろん、その後の処置に間違いはなかったから事無きをえたんだけどね…」
「うん…」
レイは黙って彼の言葉を噛み締めた。
「あと、もうひとつ…」
彼が顔をあげて真剣な眼差しでレイを見つめた。
ドキン…。
覗かれた自分の目が彼の視線に捕われたかのように、
彼から目が離せなかった。
「僕はね、以前に…」
最後のデザートが運ばれてきてから彼が呟いた。
「ん…。何?」
デザートのフォークに手をつけようとして止めた。
改まって何だろう…?
「いいよ。食べながら聞いて…」
「うん」
彼は軽く微笑みながら言った。
「僕はね…医者になって2度大きなミスをしたんだ…」
微笑みから真面目な面持ちに変わる彼。
その重さに思わず甘いアイスを口にしたレイの表情も固くなる。
「一つはね…熱があった患者を安易に帰してしまって…隠れていた病気を見逃したことがあるんだ…」
伏し目がちに話す彼の顔を見つめながらゴクリとまだ甘ったるい生唾を飲んだ。
「もちろん、その後の処置に間違いはなかったから事無きをえたんだけどね…」
「うん…」
レイは黙って彼の言葉を噛み締めた。
「あと、もうひとつ…」
彼が顔をあげて真剣な眼差しでレイを見つめた。
ドキン…。
覗かれた自分の目が彼の視線に捕われたかのように、
彼から目が離せなかった。
「僕はね、以前に…」