Love their
「父親を…殺したんだ」





!!!




父親を…、、、殺した?




彼の発した想像もつかなかった言葉でレイは持っていたフォークを落としそうになった。




言った彼の視線からも目が離せないまま軽い金縛りのような緊張が身体中を包む。



「え……今なんて…」



聞き返すのが精一杯のレイ。





レストラン内に流れるゆったりとしたBGMがスローに聞こえる。




いつの間にか満席となった活気溢れる店内で、





幸せそうな二人の会話を誰が想像出来るだろうか。






レイはそのまま何も言えずにただ彼を見つめるしかなかった。


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