Love their
サトルは優しい口調で言ってレイの頭を軽く撫でた。


レイは頭を撫でられ少し乱れた髪を手で直しながら心の中で謝った。



ごめんなさい。



うつ向き加減のレイの頭をもう一度今度は軽く撫でるサトル。


「お前のそのテキトーな感じも好きだよ」


「うん…」


「あと、…お前のとぼけた寝顔」


「それ、言い過ぎ」


「今度、写メ撮っておくよ。マジでキモかわっっ」


「何よ、それ…」


サトルはニヤリと笑いながらレイの寝顔の真似だろうか、白眼を向いて天井を仰いだ。



「それ、絶対あり得ないっっ」


「いや、マジでこんな顔…クックック…」



白眼を一旦戻すとまたねんねの手振りをしながら顔真似をする。



相変わらずの二人でいる。


嫌なところも全部ひっくるめてサトルを好きな気持ちも変わらない。



ときめきよりも情が強いだけかもしれないが、落ち着く場所であることは確かだ。


サトルは傷つけてはいけない。


彼もサトルも今はどちらも失いたくない。


「腹減ったよ…もう行こ」

「そうね」


サトルは煙草の火をねじ消してレイの冷たい手の甲を握りしめた。
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