【完】それでも、あたしは君が好き。
それからあたしはカラ元気なまま、
午前の授業を終えた。
「……ほんと変だよね…
愛結…大丈夫?」
「うん…大丈夫だよー!」
確かに自分でも少し変だとは思う。
いつも以上にハイテンションだし……
「まぁでも、暗いよりはいいんじゃねぇの?」
「拓斗…!そうだけどさ。
なんかこのままだと怪我しそうじゃん?」
なんて、ふたりしてそんなことを言う。
「…け、怪我なんてしないよ…!」
あたしはそう二人に言うと
ご飯を口いっぱいに頬張った。