Kissから始めよう
「きゃー‼︎」


美来とこのはが声を挙げた。


「さすが梶課長ー‼︎」


それを聞いた瀬戸がムッとした顔をした。


「それくらいできる‼︎」


そう言うなり美来を引き寄せ口付けた。

美来は目を見開いている。


「いやお前、出来る出来ないを競ってるわけじゃねぇぞ。」

「晋ちゃんのバカッ!」


同僚に咎められ、彼女にバカにされ。

苦虫を潰したような微妙な表情をした瀬戸は、美来を離し頭を掻いた。

上手く行かない。


そんな態度で…。

< 229 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop