レンタル彼氏を使ってみました(仮)

***



お風呂から出ると翔が見当たらない。



「ここにもいない……」



部屋中隈なく探す。


一人暮らしだから部屋もそんなに大きくないし、見つからないはずはない。



戻ってきたのは私の部屋。



「翔?」



ベットがこんもりしている。


バサッと勢いよく布団を剥がした。



「風呂、来なかったよな……」



切なげに語る彼。



私的には今更?って感じなんだけど……



腕をグイッと引っ張られ、ベットにダイブさせられた。


その上に彼が覆いかぶさる。



「なんで、来なかった?」


「あのね~」



ため息を交じりに答える。



「お前は俺のものだろ?」


「何言って……」



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