双子の妹

内面はそのままで。

いつもなら新聞から目をはなさないお父さんが


お弁当作りに没頭しているはずのお母さんが


一斉に私の方を見てきた。


なんだ?そう思いながら


朝食をとり、学校へむかった。


なぜだか、今日はいつにもまして


いろんな人が私を見ながら何か言っている。


気にしないようにしていたけど


[おはよー]いつものように種村くんが挨拶をしてくれる。


でも、次の瞬間かたまってしまっていた。
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