終わりを見てからはじまる物語。【仮】
「れ……ん…」
「何、変なもの見たような
顔してんだよ」
心配そうな顔を
させてしまう、こと半分
もう半分は
「…あたし、やめないから……」
走ることを
完全にやめろと言われるのが
嫌だったから……
「ん?」
「あたしは…生きた証を残したい
それが出来なくても
思いっきり走れないなんて…
絶対にヤダ」
蓮があたしに近づいてきて
頰に手を伸ばす。
今日はちゃんと
自分で動けてる…
「俺は止めるつもりなんて
ねぇけど?」
「へ……」
「つか、俺が言ったところで
やめねぇだろ?」
「……」
この人は
「ちゃんと見に行くから。
ユウのやりたいようにやれ。
自分の決めた命を生きろ」
あたしのことを
よく
理解してくれているーーー…