箱入り結婚のススメ
秀明さんの部屋に戻ると、コーヒーを淹れてまたパンフレットを開いた。
「いよいよだな」
「はい。ドキドキします。……ん」
隣に座っていた秀明さんに突然抱き寄せられて、柔らかい唇が触れる。
そして、そのままソファに押し倒された。
「俺……教会を見て気持ちが盛り上がりすぎてる」
そう、なの?
そんなの私だけなのかと思っていた。
「抱いて、いい?」
私は小さく頷いた。
再び唇が重なると、彼の温かい手がカットソーの裾から入ってくる。
初めて彼に抱かれてから、何度かは体を重ねた。
痛みは薄れたとはいえ、まだ緊張してしまう私を気遣ってか、頻繁に体を求めてくることはなかった。
恥ずかしいけれど、緊張でガチガチになってしまうけれど……本当はもっと彼に抱いてほしい。
彼とひとつになるたびに、狂おしいほどの幸せを感じるから。