隣人の男
やっと指令が足に届いたのか、もつれて転ぶ。


痛っ……。


右肘にジーンとしたものを感じ、起き上がって見ると。


そこからうっすら血が出ていた。


戻らなきゃいけないの?


私が帰りたい所はあんな彼の所じゃないのに……。


「大丈夫ですか?」


男の人の声がしたのと同時に、雨が私を圧迫するのを止めた。


この声……。


顔を上げると、そこには見た事があるあなたが居た。
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