隣のマネージャーさん。~番外編~
「うるさいわね……あ、そういえばさ。」
私は半分誤魔化し、半分本心で勇大に新しい話題をふった。
「勇大は進路のこと決めた?」
一瞬えっ、て顔をした勇大だったけど、私の前の席に座ってこっちを向くと、
「ん?俺、都子と同じ学校ならどこでもいいや。」
なんて、へらっと笑って頬杖ついて言うから。
自然と顔に熱が集まってく。
「な、何でよ、てきとう過ぎでしょ!!」
本当は嬉しいはずなのに、私の口からは可愛い気のない言葉しか出てこない。