ファインダー越しの恋
「勝次郎・・・体は大丈夫かい?」

「ああ。この通り元気にやっとるよ」

「よかった」


少しやつれたカーカーの姿を見て、俺はこのまま死ぬわけにはいかないと強く思った。

カーカーには苦労ばかりかけてきた。
何の孝行もせず死ねるもんか。

何としてでも生きて戻ってやる。
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