ファインダー越しの恋
俺は、目の前のシズさんをまっすぐ見ることができない。
シズさんは、終始目を伏せたまま、時折こちらを見てかすかに微笑んでくれた。
「はじめまして。
石塚勝次郎と申します」
「福山シズです」
涼やかな声に、俺はますますほれてしまった。
シズさんは、終始目を伏せたまま、時折こちらを見てかすかに微笑んでくれた。
「はじめまして。
石塚勝次郎と申します」
「福山シズです」
涼やかな声に、俺はますますほれてしまった。