ファインダー越しの恋
結婚式の翌日、シズさんと俺はある約束をした。


「1つだけ・・・」

「なんでしょう?」


それまでずっと黙っていたシズさんが、つぶやくように俺に言った。


「1つだけ約束していただけますか?」

「ハイ。何でも言って下さい!」


シズさんが何を言うのか、俺は内心ドキドキだった。
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