ヤクザは嫌い、です。
すると、またまた朱莉は平然とした顔で俺に話し掛ける。
「ねぇ、さっきから黙ってばっかだけど…大丈夫?あと、これ買うから。」
いや、大丈夫?って…
…お前のせいだろ!!!
そして何故か、朱莉から心配している様子は感じとれない…
とは言わず、
「分かった…買うのはいいから、サイズ小さいやつにしろ。」
俺はそっちについて触れることにした。
「…分かったよ…」
朱莉は諦めた様子で、でもどこか嬉しそうに言った。