ヤクザは嫌い、です。




☆★☆★☆★☆



そうしてなんとか?形にはなり…




「ほら、朱莉!出来たぞ!」




俺が少し自慢気にお粥を持って行くと
朱莉はそれをじーっと見て



「うん。見た目はそれっぽいね。ちょっとお米が焦げてるけど。
…まぁ問題は味だけど…ね。」



そして視線を逸らす。


「なんだよ…不味そうってか?…確かに味見はしてねぇけどさ。でも出汁も入れたし、あと…」



「いや、食べるよ。別に誰もそんなこと言ってないじゃん。」



(俺の話もあまり聞かず)朱莉はそう言うと、俺からスプーンを奪ってお粥を一口。



……どーだ…?






あぁー!なんか緊張するじゃねぇかよ!





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