武士 × JK = "時空恋愛"

土方さんが屯所を出ていったあと

私は近藤さんの看病を任せられ

ずっと側に付き添っていた


「近藤さん...っ。目を..開けてください..。」


近藤さんはずっと目を閉じたまま横になっている

いくら話しかけても手を握りしめてみても

ピクリとも反応しない



山崎「もう...ダメかもしれないな....。」


「そんなこと言わないでください...!」


「一通りの処置は施した。だが、出血がひどいうえ

 利き腕を打たれている。...目を覚ましたとしても

 もう刀は握れないだろう...。」


「そんな....っ。近藤さん...っ..!」



刀を握れない、それは武士としての致命傷

たとえ目を覚ましたとしても

辛い現実を受けとめなければいけない
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