君恋 ~あの夏の記憶~

「てか結奈ちゃんまじでバスケすごいじゃん!ほんとにバスケ部入んなくていーの?

人の癖がすぐにわかるなんてものすごい才能じゃん‼︎」



「あたしは高校生活を遊びまくって終えるんです〜‼︎

でも先輩ってホントに人を見ないですよね。ディフェンスの時ぐらい相手の動きを見た方がいんじゃないですか⁈」




相手の動きを見ないと止められるもんも止めらんなくなっちゃうでしょ…




「見てるけど俺動き予測すんのニガテなんだよね」



「あたしはだいたい足で見てますけど…
まぁ慣れればわかるもんじゃないですか?」




「結奈ー‼︎これでいーか⁇」




陽斗がげっそりした顔で聞いてきた。




あの女達を相手にするのはバスケ以上に体力を消耗するらしい…。




まぁあたしには関係ないけど。