青い残光【完】








それはわたしの口からも、翔さんに言ったけど……と内心思う。
だけれど、わたしが言ったことを覚えていないわけではなさそうだった。









「瑠璃ちゃんの話を聞いても、熱心に応援してるみたいだし…そういう一つのことに一生懸命になれる子って良いなぁと思うんだ。」







「そうですか?」








「うん。そういう子だったら…真っ直ぐに俺だけのことを見てくれるんじゃないかなって。そういう子となら、恋愛出来そうだと思うんだ。」









何となく、理屈は理解できた。
きっと翔さんは、浮気性な人とはダメなんだろう。






そんなことを考えていたら、翔さんの顔がとても近くにあることに気付いた。
間近にある整った顔に、緊張してしまう。







翔さんは、わたしの手をそっと握った。
驚いたわたしの肩がビクリと跳ねたのを見て、困ったように笑った。








「もしも……瑠璃ちゃんが嫌じゃなければ、俺のことだけを見てくれないかな?」








「え………?」









「俺と、付き合ってください。」









わたしは躊躇いつつも……翔さんの告白にOKを出した。



夏の終わりのことだった。














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