青い残光【完】
そう言うと、テキパキと救急箱やスコアやビブス、ドリンクやらを準備していく。それを二人で須賀先生の車に詰め込む。
テキパキと皆のために動いているきらりさんは最早、お母さんのように見える。
全てを終わらせて一息つくと、きらりさんはわたしの視線に気付いたみたい。
「うん?瑠璃ちゃん、どしたの?」
「いや……きらりさん、お母さんみたいだなって思って。」
そう言うと、きらりさんは固まった。
……あ、なんかマズイこと言ったかな…?
そう思ってフォローを入れようとした瞬間、きらりさんは噴き出した。
「ははっ、そうかもね!あたしにとっては部員みーんな、子どもみたいに感じるもん。」
「え……?そうなんですか…?」
あたしの言ったことが、あながち間違いではないという事実にビックリした。
きらりさんはケラケラと笑っている。
「2年くらい面倒見てるんだよー?それに、サッカー以外のこと何も出来ないんだもん……ふふ、子どもみたいじゃん。それに向こうだって、あたしのことを学校にいるお母さんとしか思ってないよ」
「え……」
「学校にいるお母さんとしか思ってない」……?
きらりさんのその一言が気になった。