青い残光【完】
「うーん。直接恋愛に発展はしないね。あんまり部員と付き合ってるマネージャーって聞かないけどねー…まぁ、いなくはないけど。」
そう言いながら、首を傾げるきらりさんを見ながらわたしは動揺していた。
「………………」
もしかして……わたしも、梅さんにそう思われてる…?
不自然な無言が生まれて、きらりさんが不審そうな顔でわたしを見てくる。
そして、何かに気付いたらしくその表情は焦りに変わる。
「…え、もしかして……瑠璃ちゃん、部内で誰か好きな人がいるの?」
「………い、いえ、」
とっさに否定したものの、明らかに否定しきれていない言い方になってしまった。
きらりさんは更に焦っている。
「い、いや…でもね、あたしたち部内でのキャラが違うしね!?瑠璃ちゃんはお母さんとは思われてないと思うよ!?」
きらりさんが一生懸命フォローしてくれても、わたしには明るく返す余裕がなかった。
ただ、ひたすらに否定した。
「いえ…、ほんと、違うんです…。……違いますから…」
「……………」
きらりさんは、何か言いたげな顔をしたものの…ごめんね、と言った。
「言いたいことがあったら、いつでもあたしに話してね!」と頭を撫でて言ってくれて、その話題は終わった。
気を遣わせてしまった…と思ったものの、きらりさんはもう切り替え終わっていて、楽しそうに明日の話しを始めた。
申し訳ないと思ったけれど、その優しさにわたしは甘えた。
いつか、きらりさんに話せる日がきたらちゃんと話そう…。
そう、心に決めた。