仕事しなさい!
「もう!俺、会社辞めて、倫子さんのメイドになりますっ!」


「ええ!?イヤよ!お給金払えないもん!邪魔だし!」


「そんなこと言わないでくださいよ。毎日、可愛いメイド服着て、色々ご奉仕しますから~」


ご奉仕ってあたりが引っ掛かるの!


「拒否!さぁ冷めないうちにいただいちゃおうっと」


私はぶうぶう言う須賀くんをほったらかして、ごはんに夢中になった。


ホント、これだけ料理上手な旦那さんなら幸せだわ。
須賀くんに選ばれた女子はラッキーだね。

……なんて、言おうと思ってやめた。
軽々しく言えない気分だった。

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