仕事しなさい!
「そうそう、西村が怖いんすよー」


渡がコーヒーを飲みながら、タイミングよく言った。


「昨日、一緒に営業先行ったんだけど、『須賀さん、僕、夢ができました』って」


「夢?」


「『燦々電器の取締役に就任して、須賀さんを社畜として飼い殺すことです』だって」


「ぶっ、社畜!あはははは!」


私は西村くんがさらっと言った様子を想像して爆笑。


「笑い事じゃないよ!」


渡が悲鳴のように言う。


「ホント、西村くんなら実力、性格ともに有り得るね。渡、頑張んなきゃ」


西村くんは今、社内期待の新人として大注目だ。
仕事が出来すぎて、半年経つ前に営業デビューし、役員からも女子社員からも熱い視線を浴びている。

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