仕事しなさい!
「えー、でも先週も来てたじゃないですか」


「倫子さんのこと好きなんじゃない?」


「彼が好きなのは女の子全般。女子が何人もいるから、知り合いたくて来てるんじゃない?」


私は言い捨てて、ヒールの爪先をトンとついた。
そうそう、今は須賀渡のことは一回頭から出しますよ。
これから、週に一度のお楽しみの時間なんだから。


19:00開幕。

今日はK-POPメドレーだ。
私たちは白いジャケットにショートパンツ。
生足にハイヒールという、美脚強調スタイル。
しかも、K-POPメドレーの時、私はセンターポジションなんだよね。

軽快な音楽に合わせて今日も踊り出す私たち。
私は髪を降ろして、独特の可愛くてセクシーなダンスを踊る。
< 74 / 238 >

この作品をシェア

pagetop