キミの声とわたしの心と

終わりの始まり


あれは、去年の春だったよね。

私の父は、大手企業の社長。
そんな父は、職員の為に、会社をもっと大きくしなければならない。
そのためには、私が良いところに、嫁がなければ、いけない…。

そんな中で、私の婚約者として、出会ったのは、あなただった。

「どうして急にイタリアなんかに?」
「いや~、パパ急にイタリアの水の都に「ベネチアでしょ。」そーそー!!それ!!さっすがパパの娘!!冴えて「なんでいきなりベネチアなの?」あ、無視なのね。」

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