私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。
『んで~?どーすんの?
喧嘩してる2人の第三者にでも入るの?』
友達が机に肘をついて、ぼーっとこっちを見た。
第三者?そんなことをしないといけないのか?
けど…、そーゆーの苦手かもだけど!
「頑張る!!」
『………わぉ。頑張れ、志穂ー』
友達はへらぁ…と笑った。
頑張ろう、志乃と奏太が別れたらなんか色々やだし!
せっかく私と蒼、付き合ってるのに……。
なんて、考えながら私は席に着いた。